こんにちは、MASAKIです。
今日は先日見ておもしろかったYouTubeの動画を紹介しようと思います。
それは「【神回】本人完全解説!! ジョーダン・ピケオー戦」の前後半2本の動画です。これはとあるK-1の試合にまつわる動画です。
【神回】本人完全解説!! ジョーダン・ピケオー戦 格闘家の舞台裏 〜前編【テクニック】
【神回】本人完全解説!! ジョーダン・ピケオー戦 〜後編 舞台裏を全公開!!【テクニック】
新生K-1が熱い
ここ数年、新生K-1が盛り上がりを見せています。
K-1といえば思い出すのが、10年以上前、魔裟斗さんが現役で活躍していた頃!
このころのK-1、かなり好きでした。
大晦日にはK-1を見て、母や姉に文句を言われつつ、謎に腕立て伏せをしていたりしました笑
(K-1とかSASUKEを見たあとに謎に筋トレしたくなるあの現象、なんと言うんでしょうかね)
一時期、K-1は停滞していた(このあたりの経緯は私は詳しくは知りませんが)ものの、ここ数年再び新生K-1として盛り上がりを見せています。
チャンピオン・久保優太vs挑戦者ジョーダン・ピケオー
先日(2019年3月22日)、コロナ禍での開催について賛否両論がありながらもK-1の祭典「K'sFESTA3」が開催されました。
その中で、ウェルター級(-67.5kg)タイトルマッチ「久保優太vsジョーダン・ピケオー」がマッチメイクされました。
そして、その試合についてチャンピオンの久保優太選手が後日、試合の解説動画をアップしています。(冒頭に紹介した動画です。)
これが個人的にかなり面白かったです。
久保優太選手が解説動画を出した理由
そもそも久保選手は何故、自分の試合の解説動画を出したのでしょうか。
私なりの見解を示したいと思います。
前提として、今回対戦相手となったジョーダン・ピケオー選手は外国人特有のフィジカルを武器として、日本人無敗の戦績を残してきた強豪です。
(もちろんそこらの外国人選手にも負けない一流選手です)
対して、久保選手はチャンピオンではあるものの、年一のペースでしか防衛戦をしないチャンピオン。
「ピークは過ぎた」「ピケオーから逃げている」と散々に言われておりました。
ピケオーに勝てる日本人がいるとすれば、「久保」との声もありましたが、前評判はピケオーが勝利するだろうという予想が大半だったと思います。
結果、この試合はどうなったか。
見事、久保優太選手が判定勝ちを収めたのです!
試合動画はこちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=dK0wDdjKW_U&t=182s
(うまくリンクできなかったので、URLだけ貼っておきます。すみません。)
めでたく日本人ではじめてピケオーを倒した選手となったのです…
が、この結果に対して、外野からけっこう疑義が呈されたのです。
当日私もabemaTVで中継を見ていたのですが、「これは延長だろ」「久保が勝っているように見えない」「塩試合だ」などというコメントにあふれていました。
そこで、久保選手自らが「いやいや、これはおれが勝ってるでしょ」というのを説明するために出されたのが、「【神回】本人完全解説!! ジョーダン・ピケオー戦」だといえます。
「頭脳戦」としてのキックボクシング
私自身は久保選手の勝利に対して、文句はなく、接戦を制して得た見事な勝利だと思っていました。
ですが、この動画を見て、その評価が全然違ったことに気づかされました。
そう、接戦などではなく、久保選手の圧勝だったのです。
そもそも私は格闘技については詳しくありません。
技うんぬんなどはずぶの素人で、どちらかといえば、選手自身の魅力や背負っているストーリーにひきつけられて、K-1を応援している感じでした。
KOされたことのない気持ちの強い皇治選手の試合には胸が熱くなるし、木村ミノル選手の圧倒的なパワーは見ていて気持ちがいいです。
他団体から乗り込んできた不可思選手がK-1で活躍している姿を見るのも楽しいし、武居選手、江川選手、カリミアン擁するパワーオブドリーム勢も大好きです。
なにより新生K-1の顔、武尊選手の試合は鬼気迫るものがあるし、天心選手との試合も実現させてほしい。
そんな気持ちでK-1を楽しんでいました。
しかし、この久保選手の解説動画は、K-1を応援する私に新たな楽しみを与えてくれたのです。
それは「頭脳戦としてのキックボクシング」です。
詳しくは冒頭の動画を見ていただきたいのですが、実はこの試合、ピケオー選手の攻撃はほとんど久保選手にヒットしていないのです。
文字通り「完封」といってもよいでしょう。
そして、その結果を生み出すために必要だったのは、久保選手の「驚異的な身体能力」ではなく「緻密な戦術」そして「技術」だったのです。
あの刹那の中にこれだけのエッセンスが凝縮されているのか、と素直に驚きました。
そこらへんの濃縮還元ジュースなんかよりもよっぽど濃厚でした。
「あえてオーソドックスなポジショニングをはずすという戦術」「ディフェンスのコンビネーション」などキックボクシングが単なる「殴り合い」ではなく、「頭脳戦」なのだとわかりました。
もうほんとにすごかった。
これからのK-1の見方が変わるレベルですごかった。
新型コロナウィルスの影響でしばらく大会は開催されないでしょうが、次の試合がすごく楽しみなりました。
以上、うまく言語化ができていなくて、絶望的な気持ちになりますが、興味を持った方はぜひ動画を見てみてくださいね。
読んでくださりありがとございました。