「人生100年時代」の到来
現在の日本人の平均寿命はだいたい85歳前後。
江戸時代の日本人の平均寿命は30歳から40歳といわれているから、
400年かけて、寿命を50年近く延ばしてきたことになる。
そして、一説には、日本人の平均寿命は2045年に100歳に達するらしい。
まさに、「人生100年時代」だ。
もし「人生100時代」が到来したら…
多くの人が65歳で会社を定年退職したとして、
死ぬまで40年近くがあるのだから、
仕事も何もせずに過ごすには長すぎるなあ。
最近騒がれている「年金2000万円問題」についての
ニュースを見ながら、そんなことを考えていた。
すると、こんなニュースが目に飛び込んできた。
「推定年齢512歳。世界最高齢の脊椎動物とされるサメが北大西洋で発見される」
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52250875/
「ニシオンデンザメはオンデンザメ科最大のサメで、毎年1センチずつ成長するために、その大きさが分かれば年齢を推定することができる。
28匹のニシオンデンザメの大きさ計測した結果、そのうち1匹は1505年生まれと推定された。年齢にすると512歳となる。」
ご、ごひゃくじゅうにさい!笑
どんだけ生きとるんですか。
「人生500年時代」の到来?
500年前と言えば、ザビエルが日本に来る前、
マルチン・ルターが95箇条の論題を発表する
前の大昔。
きっと、このサメのおじいちゃんやそのまたおじいちゃんは
生きていたのだろう。
人間だって、400年かけて、寿命を50年延ばしたのだから、
もしかすると、3000年くらいかけたら、平均寿命が500歳に
なったりするかもしれない。
命が500年もあったら、人間の生き方はどうなるんだろう。
何人の人と知り合い、何人の人と恋をするのか。
少なくとも、定年が65歳の社会なんてありえないだろう。
500の企業の設立に関わった渋沢栄一がもしこの時代に
生まれ変わったら、3000近い企業を興すかもしれないし、
エジソンだったら、8000の発明を生み出すかもしれない。
500年も時間があったら、やりたいことをやり尽くせるんじゃないか。
と、思う一方で人間は案外、怠け者なところがあるので、
意外と現代の生活と変わらないかもしれない。
むしろ、時代の変化の速度は遅くなるのかもしれないとも
思う。
100歳になっても、まだ400年も時間があると考えると、
なんでも後回しにしてしまいそう。
「終わり」を意識するから、人は頑張るし、
何かを残したいと思って必死に努力する。
僕も25世紀まで生きることなんて絶対ないのだから、
21世紀を必死に生き切りたいと思う今日この頃です。